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RPAツール導入だけではうまくいかない?必要なのは現場のRPAリテラシー

2020年06月03日

急速に需要が増えているRPA活用。「時代の流れに乗って弊社でもデジタル化を進めよう!」と意気込んだのはいいものの「どこから進めたらいいのかわからない」と感じている担当の方も多くいるのではないでしょうか。しかしそこで、「とりあえず、この辺りの業務を自動化させてみよう」という思いつきのようにデジタル技術の導入をおこなうのは大変危険です。大きな損失につながりかねません。上手に導入すれば、RPAは企業に大きな成長をもたらします。そのための鍵となるのが、RPAに関する正しい知識を身につけることです。

それらを身につけられるよう、弊社ではRPAリテラシー講座を提供しています。今回はRPAリテラシー講座を作成した、人材開発サービス事業部の青木香菜氏にお話をうかがいました。どのような知識を身につければいいのか、知識がなぜそんなに重要なのかなど、RPAリテラシーについて解説していきます。

ーまずはじめに、RPAがどのような技術か教えていただけますか

RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)とは、人がおこなうルール化された作業をロボットによって自動化、効率化することです。

マクロやAIと並べてみてみましょう。


マクロとは

粒度の高いコンピュータ作業を自動化するための機能。連続した操作手順を登録することで、操作を自動化できます。


AIとは

データから法則性を導き出して、法則性から判断できます。機械学習を用いて、スマートスピーカーなど、個人の生活から企業のシステムまで、幅広く活用されています。


RPAではプログラミング言語習得の必要はありません。一方で、マクロにはVBAといったプログラミング言語の知識が必要です。また、マクロでは自動化できるアプリケーションが限られています。マクロではできない部分を、RPAで補うなど、お互いが得意とすることを任せ合うことができます。

RPAとAIは似ているようで大きく異なる技術です。RPAは人があらかじめ取り組んでいるルールを処理するのに対して、AIは自らルールを定義して自動化する技術です。

ーRPA講座を作成した経緯について教えてください

作成に至った一番の大きな理由は、リテラシーが不足しているがゆえに、スムーズに物事が進まず、正しくRPAの導入ができてないという課題があることを知ったからです。

例えば、どのような基準で自動化対象業務を選定していくべきかうまく伝わっていないなど、RPA推進担当者と現場の人の間にRPA導入に関するコミュニケーションのズレが生じていました。

また、顧客訪問の際に「RPAの人材教育に限界を感じている」という声を耳にしました。そのお客様は数年前からRPAを導入しているものの、RPAの導入の際に現場で実際にRPAと接することになる、事務担当の方の教育が十分にできていないとのことでした。もちろん、RPAについての専門知識がある企業ではなく、研修教材を作り慣れていない中で、なんとか情報を集め、最低限のパワーポイント資料を作って配布をされていました。企業の担当の方も、研修資料自体に自信がないという悩みをお持ちでした。

私もその資料を拝見しましたが、RPAに関する簡単な情報をまとめただけの資料でした。これでは、なぜRPAの導入が必要とされるのか理解がされない、インプットどころか資料は眺めるだけで終わりになってしまうという危機感を抱きました。

大手の企業など、需要があるところでさえもRPAに対しては混沌とした状況となっています。だからこそ、専門性の高い、私たちだからお手伝いできる人材育成の方法があるのではないかと思いました。

ーRPAリテラシー講座では、どのような知識を身につけられますか

RPAについて、正しく知識を身につけ、導入プロセスを学ぶことができます。

RPAという技術はなんでもできると思われがちです。誤った理解のまま、自動化対象業務の選定をおこなうと、非効率を生み出す業務を選定してしまう場合があります。また、本来RPAの導入においては、小さくはじめて検証をして、拡大をしていくというのが適切なプロセスです。しかし、RPAリテラシーを深めていないと、はじめから開発規模を大きくして、プロジェクトが破綻してしまいます。

また、技術を理解し、RPAの得意不得意なこと、他技術との違いを把握します。それらの知識を身につけることによって、自社のどの業務にどの技術を導入すると効果的なのかを見極めることができます。

ー現場の人への教育に対する課題意識を感じて講座を作成したということでしたが、他にはどういった人が講座を受ける必要があるのでしょうか

RPAの推進を任されるメンバーや、実際に開発予定のあるエンジニアの方が優先的に受講する必要があります。

また、大企業においてRPAを導入する場合は、推進担当者から現場の人まで、プロセスに関わる方にはできるだけ、リテラシー講座を受けていただきたいです。

大企業においては業務プロセスの中に作業が細分化されていたり、人が多く介在していて、作業や人のつながりが見えないことがあります。この分業化されたプロセスをつなぐためには、作業者や担当者同士の連携が重要になります。その際に、お互いがリテラシーを持ち合わせていないと話が噛み合いません。自動化対象業務の選定時点で、滞りが生じてしまいます。

また、決裁者や、役職を持つ方も受講の必要があります。なぜ、これをやるべきかが伝わっていない状況は、RPAにも限らず起きているのではないでしょうか。そこを現場に対してしっかりと説明するためにRPAリテラシーが必要です。理解し合い、納得した上で進めることが効率よくプロジェクトを進めることにつながります。

 

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