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DX・AIプロジェクト推進

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DX推進に取り組む際に必須!「アジャイル型のマインドセット」をわかりやすく解説!

2020年07月27日

AIプロジェクト開発の手法として、「ウォーターフォール開発」と並んで「アジャイル開発」が注目されています。アジャイル開発は、プロジェクト開発において、小さなサイクルで実装とテストを繰り返して開発を進めることで従来の開発手法より開発期間が短縮できる手法です。このアジャイル開発の考え方は、DX推進を行う上で持つべき「マインドセット」として利用することが可能です。

なぜDXには「アジャイル型のマインドセット」が必要か

課題解決は難易度によってレベルがあります。問題となって表れる氷山は、はじめのうちはその場で対応できるレベルのものです。しかし、これが何度も続くと、氷山の下の見えないところ(行動様式、行動、メンタルモデル)が出来事を引き起こす原因になっている可能性があります。特に、最下層のマインドセットは根本の意識改革が必要であるため、対処が最も難しいです。

「アジャイル」とは、不確実性が大きいものを素早く、効率よくコントロールするという概念です。

DXは規模の大きなプロジェクトであるため、不確実性が無数に存在します。不確実性が大きい場合、氷山として以下のような出来事が表れます。

・当初計画していた1日あたりの作業時間が少なかった

・人員が足りなかった

・見積もりのエラー

仮に上記の不確実性が20%ずつ全体の計画に影響した場合、当初の計画と比べた誤差は、5つで1.2の5乗で2.5倍、10個で6倍にもなります。このままではDXを成功させるのはとても難しいと感じるかもしれません。しかし、これは「当初の計画に縛られ、表れた氷山についてその場しのぎで対処した場合」です。小さな不確実性をひとつずつ潰して最適解に近づけば、プロジェクトの正確な予想はできなくとも、コントロールは可能です。そのために、アジャイル型のマインドセットを持っている必要があります。

アジャイル型のマインドセットのポイント

では、プロジェクトをコントロールするために、具体的にどのような意識改革をすればいいのでしょうか?アジャイルの概念は広く、細かく見ると多くのポイントがあります。今回は「DX推進」という観点で特に大切な3つのポイントを解説します。

1.顧客への付加価値だけを追求

DXの本質は「人・組織の変革」ですが、最終的なゴールは「顧客への付加価値を高める」ことです。「そんなの会社として当たり前のこと」と思う方もいるかもしれません。しかし、プロジェクトを計画する時点で「実行のしやすさ」や「派手さ」が優先され、顧客へのメリットが無視されるケースはよくあります

原因としては、顧客に会いに行かずに「きっと困っているだろう」という思い込みで開発内容を決め、調査する手間を省いてしまっていることが挙げられます。顧客の課題や理想像をしっかり調査し、顧客から見た自社の存在意義を確認すれば、自然と「顧客への付加価値」が目的になるはずです。

 

2.スピード感を持った仮説検証

プロジェクトを実際に進める際には、社会の変化に遅れないために不確実性をいかに素早く、たくさん検証し続けられるかが大切です。しかし、これを「次々に成功させなければいけないもの」と捉えていると「わからないことは失敗するかもしれないため、責任問題になる」という意識から慎重になってしまいます。

「取り返しがつかない大きな失敗」を防ぐために不確実なものを1つずつ潰していくのが仮説検証です。「たくさん失敗してよいもの」というマインドセットが社内で共有されていれば、担当者は上司の顔色をうかがわずにスピード感を持った仮説検証が可能です。

「スピード感を持った仮説検証」とは、具体的には「小さな PDCサイクルをたくさん回すこと」を指します。PDCサイクルとは、PDCAサイクルからActionをPlanとDoに内包して考えたものです。1つのサイクルが小さいため、後に大きくなるリスクを早めに摘むことができます。ただし、小さなPDCサイクルだけでは、全体としてゴールまであとどのくらいあるのか、大きな壁はないのかがわかりません。

例えば、山登りでは足元だけを見るのではなく、ときどき地図を確認します。プロジェクトも大筋となる計画やそのための調査が必要です。アジャイル開発の本質を理解せずに「戦略を立てないための言い訳」にすると、行き当たりばったりで、取り返しのつかないことになってしまいます。小さなPDCサイクルとは、前提として大きな計画を立てたうえで、小さな不確実性を素早く潰していくために行うものです。定期的に大きな計画からずれていないか確認する作業が必要です。

 

 

3.チームでの学習を重視

新しく始めることは基本的に「やってみないとわからない」ものばかりです。前述したように、小さなPDCサイクルでは「失敗してもいいからとりあえずやってみること」が大切です。失敗から必ず1つは学びが得られるはずだからです。推進中のプロジェクトにとっては遠回りに見えるかもしれません。

しかし、この学びをチームで共有することで、今後の別のプロジェクトで同じ失敗をする手間が省けます。プロジェクト開発において、「失敗したことから学びがないことが本当の失敗であり、わずかでも学びがあれば成功である」という考えを持つことが大切です。まずは行動をして、チームで知見をためていきましょう。

 

まとめ

  • 「アジャイル」とは、不確実性が大きいものを素早く、効率よくコントロールするための概念
  • 「アジャイル型のマインドセット」のポイント
    1. 1.顧客への付加価値だけを追求→顧客の課題や理想像を調査する
    2. 2.スピード感を持った仮説検証→大筋を確認しながら小さなPDCサイクルをたくさん回す
    3. 3.チームでの学びを重視→「失敗からわずかでも学びがあれば成功である」というマインドセット

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1970.01.01
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鶴岡 友也

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