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DXリテラシーとは? | 誰に必要なのか、何を学ぶことなのか?徹底解説!

2020年08月27日

近年、DX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組み始める企業や自治体が増えてきています。その必要性に気づき、DXのロードマップに沿って企画を進める際に、最初の壁となるのが社員の意識醸成とリテラシー教育です。今回はDXリテラシーとは何なのか、なぜ全社員に必要なのかを解説していきます。

 

DXリテラシーとはDXプロジェクトを推進する上で必要な知識

DXリテラシーとはDXプロジェクトを推進する上で必要な知識です。つまり、現在のテクノロジーでどこまでできるのか、プロジェクト推進はどのような流れで進むのか、を理解することです。もう少し具体化すると、「DXの必要性」「DXの基礎知識」「DXのアイデア企画」の3点を理解することが重要になります。なぜこれらが求められているのかを順番に解説していきます。

必要性を理解してもらえれば社内の協力が得られる

DX推進を担当する方からお聞きする一番のお悩みは、「現場や経営層の方々からの協力が得られない」ということです。DX推進を行う上では、様々な部署と連携をとって必要なデータを収集したり、そのための十分な予算をつけていただくなど、ひとつの部署だけでは決して完結させることはできません。社内全体でDXの必要性に気づき、様々な部署の協力を得ながら全社的にプロジェクトを進めていく必要があるのです。

デジタルに関する知識を共通言語にする

DXプロジェクトを推進しようと社内で協力を呼びかけても、実際に現在のデジタル技術でどこまでできるのか、どのようにビジネスに応用できるのかを知っている方はほどんどいません。しかし、デジタルに関する知識や話題を社内で共有していなければ、うまく議論が進まず時間だけが過ぎていってしまうといった結果に陥りかねません。DXに関する基礎知識を全社員がつけ、知識を共有した上でプロジェクトを進めることで、スムーズな議論を展開することができます。

誰でもDXプロジェクトの企画ができるようにする

DXプロジェクトの最初のステップとして、DXで解決できそうな課題を見つけることが重要です。しかし多くの場合、この課題を発見できずに終わってしまいます。原因の1つとして、実際の課題はプロジェクト推進をおこなうマネジメントサイドではなく、現場にあることが多い、といったことが考えられます。これを解決するためには、現場にいる社員もDXに関する知識を身につけ、どこからでも課題を発見しプロジェクト企画につなげられるようにする必要があります。

DXリテラシーは全社員に求められている

DXプロジェクトを成功させるには、DXに関するリテラシーを全社員が身につけておく必要があります。これを考えるためにDXの定義に立ち返ってみましょう。

経産相が発表したDX推進ガイドラインによると、DXとは「デジタル技術を活用して顧客に付加価値を与えられる組織・文化を創り続けること」でした。顧客に対し付加価値を与えることは、組織やその構成員全体に求められている究極目的です。この目的を効率的・効果的に達成するための手段としてDXが存在するため、DXに関する知識を全社員がつけておくことは顧客に対する付加価値の総和を増やすことにつながります。

また、そのような「組織・文化を創り続けること」とあります。これを達成するためには、個人ではなく会社全体でデジタル技術に対して親和性を上げようと変わっていく努力をする必要があります。

 

さらには、技術などに関して知らないことは絶対に実行できません。プロジェクトの幅を広げていくためにもDXに関する知識をつけ、何がおこなわれているのか全社員が理解することで、より連携の図れたDX推進がおこなうことができます。

個人のキャリアを考えた際にもデジタル技術に関する知識は有用である

個人のキャリアを考えた上でも、デジタル技術に関する知識をつけておくことは有用です。

昨今、デジタル技術に関する知識を持った人材は希少化しており、技術者を筆頭に高付加価値化しているという現状があります。さらに技術者のみならず、現場の人間やプロジェクトマネジャーなどのDXを推進していく人材にも知識が求められる時代であるため、どのような立場の方であっても個人の価値や希少性を高めることができます。ただ必要だからと言われ勉強するのではなく、インセンティブを持って勉強してもらうことは、全社員に徹底させる際に効果的に働くと考えられます。

 

DXリテラシーとは具体的に何を学べば良いのか

DXリテラシーをつけるとは、「DXの必要性」「DXの基礎知識」「DXのアイデア企画」の3点を理解することでした。具体的に何を指しているのか、最後にひとつひとつ確認していきましょう。

まず、「DXの必要性」を理解するとは、

1.DXの定義

2.DXに取り組まなかったときのリスク

3.実際の他社の取り組み

4.デジタル化で社会がどう変化するか

の4点を理解することです。現代社会の中でデジタルがどのように我々の生活に関わっているのか、実際に競合する周りの会社はどのようなことを進めているのか、これらを理解することで、DXが今必要とされている理由を理解することに繋がります。

次に「DXの基礎知識」は、デジタル技術に関する知識と、プロジェクト推進に関する知識の2つに分けられます。

デジタル技術に関する知識を理解するとは、

1.AI

2.画像

3.IoT

4.ドローン

5.RPA

6.ブロックチェーン

7.XR(VR,AR,MR)

8.5G

9.クラウドコンピューティング

10.量子コンピューティング

の10点を理解することです。必ずしもこれらの技術を全ての社員が実装できる必要はなく、それぞれの技術で何ができるのか、どのように活用することで価値を生み出していけるのかを最低限理解するだけでも効果的です。

プロジェクト推進に関する知識を理解するとは、

1.DXのロードマップ

2.プロジェクト企画

3.PoC

4.本開発・運用

の4点を理解することです。ここでは大まかにどのようにしてDXプロジェクトが進んでいくのかを理解する必要があります。これにより、現在自分はどこのフェーズにいるのか、今やっていることが次のフェーズでどのように生きてくるのかを理解しながら進めることができます。さらに協力を求められる側の社員も、相手が何をやっているのかを理解しながら連携を図り、全社的にプロジェクトを推進することができるようになります。

最後に「DXのアイデア企画」を理解するとは、

1.失敗するプロジェクトの特徴

2.解決すべき価値のある課題の見つけ方

3.PoCの要件定義の仕方

の3点を理解することを示します。DXのアイデア企画とはプロジェクト推進の一部でありながら最も重要なフェーズになります。ここでどうすれば成功に導くことができるのか、プロジェクトにかけたコストに対して高いリターンの得られる課題を見つけられるかなど、質の部分を高めるために重要となるスキルです。

今回の記事のポイント

  • DXプロジェクト最初の壁となるのが、社員の意識醸成とリテラシー教育
  • DXリテラシーとはDXプロジェクトを推進する上で必要な知識
  • 「DXの必要性」「DXの基礎知識」「DXのアイデア企画」の3点を理解することが重要
  • DXリテラシーは全社員に求められている
  • 個人のキャリアを考えた際にもデジタル技術に関する知識は有用である

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