カホンの演奏にアクセントを付けたいなら、スプラッシュシンバルを1枚足すだけで音のバリエーションがグッと増えます。
そもそもスプラッシュシンバルって何?カホンに必要な理由
スプラッシュシンバルは直径6〜12インチ程度の小さいシンバルです。 ドラムセットではサブのアクセントとして使われますが、カホンと組み合わせると「シャーン!」という華やかな音をプラスできます。

カホンだけだと「ドン」「パッ」の2音が中心になりがちなので、シンバルが1枚あるだけでリズムパターンの自由度がかなり上がります。
インチ数が小さいほど「チンッ」と高くて短い音、大きいほど「シャーン」と余韻のある音になります。 カホンと一緒に使うなら8〜10インチあたりが音量バランス的にちょうどいいです。

正直、12インチだとカホンに対して音がデカすぎて浮いちゃうことがありました。 アコースティック系のセッションなら10インチ以下のほうが溶け込みやすいです。
5製品を並べて比較!カホン向けスプラッシュシンバル一覧表
| 商品名 | サイズ | 素材 | カホンとの音量バランス | 余韻の長さ | 指で鳴らしたときの響き |
|---|---|---|---|---|---|
| MEINL HCS8S | 8インチ | 真鍮 | ★★★★★ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ |
| SABIAN SBR-10SP | 10インチ | ブロンズ合金 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| Zildjian A20540 | 8インチ | B20ブロンズ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| PAISTE PST-7 | 10インチ | CuSn8ブロンズ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| MEINL CC8DAS | 8インチ | B10ブロンズ | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
カホン向けスプラッシュシンバルのおすすめ人気ランキング5選
第1位:MEINL HCS スプラッシュシンバル 8インチ HCS8S

MEINLのHCSシリーズは入門用シンバルの定番で、初めてスプラッシュを買う人に真っ先に勧めたい1枚です。 8インチなのでカホンの音量とケンカしにくく、サクッと短い音が出ます。
楽器店で試しに指で弾いてみたら「チンッ」と澄んだ音が鳴って、これならカホンの横に置いてアクセント的に使えるなと感じました。 ただ、真鍮製なのでブロンズ製と比べると音の深みはやや控えめ。 値段が手頃なぶん、音のグレードにはある程度の割り切りが必要です。

これ、マジで値段おかしくない!?この価格でこの音なら文句なしです!!
MEINL HCS スプラッシュシンバル 8インチ HCS8S
入門用の定番スプラッシュシンバル
第2位:SABIAN スプラッシュシンバル 10インチ SBR-10SP

SABIANのSBRシリーズは10インチで、8インチより一回り大きいぶん余韻が長めです。 カホンのリム(端っこ)を叩いた直後にシンバルを鳴らすと、「パッ→シャーン」と気持ちいい流れができます。
実際にセッションで使ってみて感じたのは、10インチだとちょっと音が大きいかなという場面があったこと。 ボーカルと2人だけのカフェライブだと少し目立ちすぎるので、叩く強さで調整する必要があります。
SABIAN スプラッシュシンバル 10インチ SBR-10SP
余韻長めの10インチスプラッシュ
第3位:Zildjian Aカスタム スプラッシュシンバル 8インチ A20540

Zildjianの上位モデルで、B20ブロンズ(銅80%+錫20%)から作られた音は明らかに格が違います。 指で軽く弾くだけで倍音が豊かに広がって、楽器店でのあの音を聴いた瞬間に「あ、これ欲しいやつだ」と思いました。
ただ、お値段もそれなりにします。 入門用シンバルの3〜4倍はするので、カホン自体がまだ入門機という人にはオーバースペックかもしれません。 予算に余裕があるなら絶対に選んでほしい1枚です。

ZildjianよりMEINLのほうが個人的にはカホンとの相性がいい気がしています。 Zildjianは音が良すぎてカホンより目立っちゃうことがあるんですよね。
Zildjian Aカスタム スプラッシュシンバル 8インチ A20540
B20ブロンズの上位モデルスプラッシュ
第4位:PAISTE PST-7 スプラッシュシンバル 10インチ

スイスの老舗メーカーPAISTEのPST-7は、CuSn8ブロンズ(銅92%+錫8%)で作られています。 音の立ち上がりが早くてキレがあり、カホンのリムショットとの連携がやりやすいです。
開封して最初に叩いたとき、10インチにしては意外とおとなしい印象でした。 ただ、マイクで拾うと存在感がしっかり出るタイプなので、PAなしの生音環境だと少し物足りないかもしれません。
スイス老舗メーカーのキレのある10インチ
第5位:MEINL Classics Custom Dark スプラッシュシンバル 8インチ CC8DAS

MEINLの上位ラインで、「Dark」の名前の通り暗めでドライな音色が出ます。 キラキラしたスプラッシュ音が苦手な人にはこっちのほうがハマるかもしれません。
使ってみた感想は、音が短くてドライなのでカホンのアタック感と相性がいいなという印象。 ぶっちゃけ、同じMEINLのHCSと並べて聴き比べると音の上品さが全然違います。 ただ、その違いがライブの観客に伝わるかと言われると微妙なところ。 「自分が気持ちよく演奏できるかどうか」で判断するのがいいと思います。

Darkシリーズはカホン奏者の間でもじわじわ人気が出てきてます。 好みが分かれるシンバルなので、できれば試奏してから買ったほうがいいかも。
MEINL Classics Custom Dark スプラッシュシンバル 8インチ CC8DAS
暗めでドライな音色のスプラッシュ
カホンでスプラッシュシンバルを上手に鳴らすコツ
スプラッシュシンバルの叩き方は、ドラムのようにスティックで叩く方法と、指やブラシで鳴らす方法があります。
手のひらで叩く:オープンハンドでシンバルの表面を叩くと「バシャン」とアタック感のある音に。 盛り上がりの場面で使うと効果的です。
叩いた直後にミュート:叩いてすぐ手でシンバルを掴むと余韻をカットできます。 スタッカート的な使い方ができて、リズムにメリハリが出ます。

シンバルの置き場所も大事です。 カホンに座った状態で無理なく手が届く位置にスタンドをセットしないと、演奏中に体がブレてカホンの音まで不安定になっちゃいます。
スプラッシュシンバルと一緒に揃えたいスタンドの話
シンバルを買うときに忘れがちなのがスタンドです。 カホンと組み合わせる場合、ドラム用のフルサイズスタンドだと大げさなので、コンパクトなシンバルスタンドやアタッチメントを選ぶのがおすすめです。
●横井宗孝楽器やオーディオ機器を得意とするプロライター。 今回はスプラッシュシンバルを扱う楽器店スタッフに取材し、カホンとの相性やサイズ選びについてリサーチしました。 筆者自身もカホン演奏でシンバルを使った経験をもとに執筆しています。


