リビングの隅っこに置ける電子ドラムを探して、3台くらい試し叩きしてきた結果をまとめます。
コンパクトな電子ドラムを選ぶときに気をつけたいこと
コンパクトモデルでも、椅子とペダルを含めると畳1枚分(約90cm×180cm)は必要です。 購入前に部屋の空きスペースをメジャーで測っておくのがおすすめです。
コンパクトモデルは設置面積が小さいだけで、基本的には出しっぱなし前提。 使わないときに片付けたいなら折りたたみ式を選んでください。 ここを混同して買うと「思ったより邪魔だな…」となります。

楽器店で実物を見ると意外と大きく感じるんですが、自宅に置いてみると不思議とフィットします。 店だと広いフロアに置いてあるから小さく見えるんですよね。
あと、意外と盲点なのがケーブルの取り回し。 音源モジュールから各パッドにケーブルが伸びるので、見た目以上にゴチャつきます。 ケーブルをまとめるクリップが付属しているモデルだと、見た目がスッキリします。
コンパクト電子ドラムのおすすめ人気ランキング5選
| 順位 | 商品名 | メーカー | リビングに置いても気にならない度 | 初心者のとっつきやすさ |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | DTX402KS | YAMAHA | ★★★★☆ | ★★★★★ |
| 2位 | DED-80 | Donner | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| 3位 | TD-02K | Roland | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 4位 | Turbo Max | Alesis | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| 5位 | LEKATO 電子ドラム | LEKATO | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
第1位:YAMAHA DTX402KS 電子ドラムセット コンパクト 折りたたみ可能

YAMAHAの電子ドラムは「音がいい」の一言に尽きます。 箱を開けて最初に叩いた瞬間、「あ、これYAMAHAの音だ」って思いました。 アコースティックドラムのメーカーとしての音作りがそのまま入っている感じ。
練習機能が地味にすごくて、タッチトレーニングやリズムゲートといった独自メニューが10種類入っています。 メトロノームに合わせてただ叩くだけの練習より、ゲーム感覚で続けられます。

ただ、パッドがゴム製なので打感のリアルさはメッシュに負けます。 長時間叩くと手首が疲れやすいのが正直なデメリット。 予算に余裕があるならメッシュパッドのDTX432KSも検討してみてください。
YAMAHA DTX402KS 電子ドラムセット コンパクト 折りたたみ可能
YAMAHAの音質と練習機能が光る入門機
第2位:Donner DED-80 電子ドラム メッシュ 折りたたみ式 小型

3万円以下でメッシュパッドが手に入るのは、正直かなり驚きました。 開封して組み立てて最初に叩いたとき、「え、この値段でこの打感!?」ってなりました。 ゴムパッドとは全然違って、スティックの跳ね返りが自然なんです。
折りたたむと奥行き30cmくらいになるので、クローゼットの隙間に立てかけられます。 組み立ても慣れれば3分程度。

もうこれでいいじゃん。悩む必要ゼロ!!コスパだけで選ぶなら断トツの1位です!!
ただし、キックペダルの踏み心地がちょっとチープなのと、ハイハットのオープンクローズ表現が限定的。 バスドラムの練習にこだわりがある方は物足りなさを感じるかもしれません。
Donner DED-80 電子ドラム メッシュ 折りたたみ式 小型
3万円以下のメッシュパッド入門機
第3位:Roland TD-02K V-Drums コンパクト Bluetooth対応

電子ドラムの老舗Rolandのエントリーモデル。 価格帯は他の入門機より少し高めですが、音源のクオリティが段違い。 叩いたときに返ってくるサウンドが「ドラムの音」として完成されている感じがあります。
Bluetooth対応なので、スマホから好きな曲を流しながら叩けるのが楽しい。 Roland公式の練習アプリ「Melodics」と連動して効率的に上達できます。

ぶっちゃけ音質だけなら1位にしたかったんですが、パッドがゴム製で価格も高め。 メッシュパッド版が出たら文句なしなんですけどね…。
Roland TD-02K V-Drums 電子ドラム コンパクト Bluetooth対応
音質重視ならRoland一択のエントリーモデル
第4位:Alesis Turbo Max 電子ドラムセット メッシュパッド Bluetooth対応

Alesisのアメリカらしいパワフルな音作りが印象的な1台。 初めてヘッドホンで叩いたとき、低音の迫力にびっくりしました。 ロックやポップス系のドラムサウンドは気持ちいいくらいドンシャリ系。
メッシュパッド仕様で打感もリアル。 Bluetooth内蔵なのでスマホの音楽と一緒に叩けます。 USB-MIDI出力もあるので、パソコンでDTMをやりたい方にも向いています。

説明書が英語メインなので、組み立てのときはYouTubeで動画を探したほうが早いです。 日本語マニュアルが充実しているYAMAHAやRolandとはここが違いますね。
Alesis Turbo Max 電子ドラムセット メッシュパッド Bluetooth対応
パワフルサウンドとDTM対応の万能型
第5位:LEKATO 電子ドラムセット 静音メッシュ 折りたたみ式

LEKATOの電子ドラムは見た目がシンプルで、インテリアに馴染むデザイン。 部屋の隅に置いてあっても「楽器」というよりちょっとおしゃれな家具っぽい雰囲気があります。
Bluetooth接続でスマホの曲に合わせて叩けるのは便利。 音源のプリセット数も多くて飽きにくいです。 ただ、正直なところ音源の質はYAMAHAやRolandと比べると差があります。 「とりあえず安く始めたい」という方にはアリだけど、こだわる方は物足りないかも。

付属の説明書が英語と中国語だけという口コミをよく見かけます。 組み立てに不安がある方は、購入前にYouTubeで組立動画があるか確認しておくと安心です。
インテリアに馴染むシンプルデザイン
コンパクト電子ドラムの正しい設置方法とコツ
電子ドラムを買ったはいいけど、設置で困る人が意外と多いです。
防振マットは2枚重ねが効果的:電子ドラム用マットの下にヨガマットを敷くと、キックペダルの振動がさらに吸収されます。 階下への配慮として有効です。
ケーブルはタイラップでまとめる:各パッドから伸びるケーブルがバラバラだと足に引っかかる危険があります。 フレームに沿わせてタイラップで固定するとスッキリします。

ドラムマットは100均のジョイントマットで代用している人もいますが、防振性能は専用品のほうが上です。 振動対策は近隣トラブルに直結するので、ここはケチらないほうがいいですよ。
電子ドラムと一緒に買うと練習が捗るアイテム
初めての電子ドラムで迷ったらどれを買えばいい?
ぶっちゃけ、迷ったら予算で決めてしまうのが一番です。
3〜5万円:YAMAHA DTX402KSかAlesis Turbo Max。 ブランドの信頼性と練習機能重視ならYAMAHA、DTM兼用ならAlesis。
5万円前後:Roland TD-02K。 音質最優先で長く使いたいならこれ。
微妙な価格差で悩む時間がもったいないので、「自分の予算でどれが買えるか」を先に絞ってから、あとは見た目の好みや口コミで最終判断するのが一番スムーズです。

楽器店のスタッフさんに聞いたら「最初の1台は2〜3年使えれば十分」と言ってました。 上達して物足りなくなったら買い替えればいいので、最初から高いモデルを無理して買う必要はなさそうです。
●横井宗孝筆者は楽器や音響機器の取材を得意とするプロライター。 楽器店スタッフや音楽教室の講師へのリサーチをもとに記事を執筆しています。 今回は島村楽器の電子ドラム担当者に入門機の違いをヒアリングしました。


