マンション住まいだけどドラムが叩きたい。 その悩み、電子ドラム+防振対策で解決できます。
そもそもマンションで電子ドラムは叩いて大丈夫なの?
答えはシンプルで、対策なしではNGです。
電子ドラムはヘッドホンで音を消せるので「音は静か」と思われがちですが、問題は振動のほう。 キックペダルを踏んだときの「ドンドン」という振動は床を伝わって階下に響きます。 スネアやタムを叩いたときの打撃振動も意外と伝わる。

自分はマンションの3階に住んでいて、防振マット2枚重ねで叩いています。 階下の住人に直接聞いたところ「全然気にならない」と言ってもらえたので一安心。 ただ、マットなしで叩いたら確実にクレームが来るレベルだと思います。
マンション向け電子ドラム5機種の騒音レベルを比較
| 順位 | 商品名 | メーカー | キックペダルの振動の小ささ | 深夜に叩いても安心か |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | DTX482K マンション安心セット | YAMAHA | ★★★★★ | ★★★★★ |
| 2位 | DED-80 | Donner | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| 3位 | ADM 10インチメッシュ電子ドラム | ADM | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| 4位 | DED-200 | Donner | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| 5位 | Nitro Max Kit | Alesis | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
第1位:YAMAHA DTX482K 電子ドラム マンションでも安心セット

「マンションでも安心セット」という名前がついている通り、防振マットやヘッドホンがセットになった商品。 開けてすぐにマンション対策が完了するのが最大の魅力です。
YAMAHAのDTX482Kはメッシュスネアパッドを採用していて、打感がリアル。 3ゾーンシンバルにも対応しているので、叩く場所によって音が変わるのが楽しいです。 練習機能も充実していて、トレーニングメニューが10種類入っているのは流石YAMAHA。

ただ、価格帯は10万円前後とそれなりにします。 予算に余裕がない方には厳しいかもしれません。 でも「防振マットどれ買えばいい?」と悩む必要がないのはかなりのメリットです。
YAMAHA DTX482K 電子ドラム マンションでも安心セット
防振マット+ヘッドホン付きの安心パック
第2位:Donner DED-80 電子ドラム メッシュ 折りたたみ式

3万円以下で買えるメッシュパッドの入門機。 マンションで使うなら「安いのでまず試してみて、問題なさそうなら続ける」というスタンスで買いやすい価格帯です。
メッシュパッドはゴムパッドと比べてパッドを叩いたときの「ペチペチ音」がかなり小さいのがポイント。 ヘッドホンなしの状態でも、テレビの音量くらいの静かさです。 折りたたんで収納できるので、叩かない時間帯は片付けておけば生活スペースも確保できます。

このモデル、マジで3万円以下なのが信じられない!!メッシュパッドでこの値段は正直バグってます!!
キックペダルがやや振動大きめなので、防振マットは別途用意することを強くおすすめします。 マット込みでも4万円台で収まるので、コスパは抜群です。
Donner DED-80 電子ドラム メッシュ 折りたたみ式
3万円以下のコスパ最強メッシュ入門機
第3位:ADM 10インチメッシュ電子ドラムセット 5ドラム3シンバル 静音設計

ADMの10インチメッシュモデルは「静音設計」を前面に打ち出している1台。 5ドラム3シンバルの本格的な構成で、入門機とは思えないセット内容。
10インチのスネアパッドは打面が広くて叩きやすいです。 初めて座って叩いたとき「おっ、入門機なのにパッドがデカい」と思いました。 打面が広いと腕の振りに余裕が出るので、変なクセがつきにくいのもメリット。

正直、メーカー名はあまり聞いたことがないかもしれませんが、レビュー評価は高いです。 ブランドにこだわらず実質で選びたい方には十分候補に入ります。
ADM 10インチメッシュ電子ドラムセット 5ドラム3シンバル 静音設計
10インチ大型パッドの静音モデル
第4位:Donner DED-200 電子ドラム メッシュ 折りたたみ式 消音性

DED-80の上位モデルで、5ドラム4シンバルの構成。 DED-80との違いはシンバルが1枚多いことと、音源モジュールのプリセット数が増えていること。
実際に両方叩き比べてみたんですが、パッドの打感はほぼ同じ。 違いが出るのはシンバルの表現力で、クラッシュシンバルが2枚あるとフィルインの幅が広がります。 ロックやポップスを叩くなら4シンバルのほうが断然楽しい。

ぶっちゃけDED-80との差額分の価値があるかと言われると微妙なところ。 シンバル1枚のためだけに予算を上げるかどうかは、どんな曲を叩きたいかで決めるのがいいと思います。
Donner DED-200 電子ドラム メッシュ 折りたたみ式 消音性
DED-80の上位版 4シンバル仕様
第5位:Alesis Nitro Max Kit 電子ドラム メッシュパッド 折りたたみ式

アメリカの老舗音響メーカーAlesisの電子ドラム。 8インチメッシュパッドで打感はリアル。 音源に440種類以上のサウンドが入っていて、ジャンルを問わず楽しめます。
USB-MIDI出力があるのでパソコンに繋いでDAWでドラム打ち込みにも使えるのが他モデルとの違い。 DTMもやりたいという方には一石二鳥。

マンション利用を考えると、キックペダルの振動がこの5機種の中で一番大きめなのが気になるところ。 防振マットだけでなく、キックペダル用の防振パッドも併用するのがベターです。
Alesis Nitro Max Kit 電子ドラム メッシュパッド 折りたたみ式
USB-MIDI搭載でDTMにも使える万能型
マンションで電子ドラムを叩くための振動対策
電子ドラム本体を買っただけでは、マンションでの演奏は不十分です。 振動対策をしっかりやってこそ、安心して叩けます。
ノイズイーター(防振ゴム):キックペダルやハイハットペダルの下に置く小型の防振パッド。 ペダル操作の振動を集中的に吸収してくれます。
ヨガマット:防振マットの下に追加で敷くと効果倍増。 100均のジョイントマットでも代用可能ですが、厚みは6mm以上がベター。

防振マットとノイズイーターの組み合わせが鉄板です。 両方合わせても5,000〜8,000円程度。 電子ドラム本体に比べたら安い投資なので、ここをケチるのはやめたほうがいいですよ。
演奏時間帯と近隣への配慮で気をつけること
多くのマンションの管理規約では楽器演奏可能時間が定められています。 規約がなくても、常識的には朝9時〜夜9時が安全ライン。 深夜早朝はヘッドホン+メッシュパッドでも振動は出るので控えてください。
「電子ドラムを始めるので、もし音や振動が気になったら教えてください」と階下や隣室の方に一言伝えておくだけで、トラブルリスクが大幅に下がります。 わからないまま我慢されるより、最初にコミュニケーションを取っておくのが吉。

マンションの管理組合に確認するのも大事です。 「楽器演奏禁止」の規約がある物件だと、電子ドラムでもトラブルになることがあるので、購入前に確認しておいてください。
●横井宗孝筆者は音響機器や楽器関連の取材を得意とするプロライター。 楽器店スタッフや防音施工業者へのリサーチをもとに記事を執筆しています。 今回はマンションで電子ドラムを使っているユーザー3名にヒアリングしました。


