アーキュリー80NOVAとスティッキー80はどっちがいい?家庭用100V溶接機のおすすめを比較

welder-100v 溶接機
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家庭用の100V溶接機で、スズキッドのアーキュリー80NOVAとスティッキー80のどっちがいいかは、月に何回、何mmの鉄を溶接するかで決まります。月に何回も、0.6〜4mmの薄板から角パイプまで扱い、きれいなビードを引きたい人はノンガス半自動のアーキュリー80NOVA、年に数回の補修が中心で、2万円以内に収め、屋外や風のある場所でも使いたい人はアーク溶接のスティッキー80です。2台を同じガレージで1年使い分け、板厚、仕上がり、使用率、重さ、消耗品の費用で比べたので、先に答えを出してから、使う頻度と板厚で切って書きます。価格は2026年9月17日時点のAmazonの表示です。

この記事で比べる家庭用100V溶接機2台

順位 商品名 画像 ポイント 購入
1位 SUZUKID アーキュリー80NOVA SAYI-80N SUZUKID 半自動溶接機 アーキュリー80NOVA SAYI-80N 100V ノンガス ノンガス半自動。0.6〜4mmの鉄、使用率35%、7.5kg。約50,510円 Amazon楽天Yahoo!
2位 SUZUKID スティッキー80 STK-80 SUZUKID アーク溶接機 スティッキー80 STK-80 100V 直流インバータ 直流アーク。1.2〜4mmの鉄、使用率20%、3.8kg。約19,335円 Amazon楽天Yahoo!

答え。月に何回も薄板を扱うなら半自動、年に数回の補修ならアーク

100Vの家庭用溶接機は、ワイヤが自動で出る「半自動(ノンガス)」と、溶接棒を手で送る「アーク(手棒)」の2つに分かれます。アーキュリー80NOVAは半自動で、0.6mmの薄板から4mmまで溶接でき、ワイヤが自動で出るので初めてでもビードがつながります。スティッキー80はアークで、1.2〜4mmを溶接棒で溶かし、風に強く、3.8kgで持ち運べ、価格は半自動の4割です。薄板の溶接と仕上がりを取るなら半自動、補修の回数が少なく、価格と持ち運びを取るならアーク、この分け方で決まります。どちらも100Vのコンセントで動きますが、延長コードは使わず、壁のコンセントから直接取るのが決まりです。

2台を8つの項目で比べた表

項目 アーキュリー80NOVA スティッキー80
方式 インバータ ノンガス半自動(手棒も可) 直流インバータ アーク(手棒)
電源 100V専用 100V専用
定格出力・調整範囲 80A(30〜100A)。手棒は60A 80A(10〜80A)
溶接できる板厚(鉄) 0.6〜4.0mm。ステンレス0.8〜1.5mm 1.2〜4.0mm。ステンレス1.2〜4.0mm、鋳物2.0〜4.0mm
消耗品 ノンガスワイヤ φ0.6/0.8(0.8kg巻) 溶接棒 φ1.4〜2.6
定格使用率 35%(10分のうち3分半) 20%(10分のうち2分)
重さ・大きさ 7.5kg、幅18.5×奥行51.5×高さ35cm 3.8kg、幅12.1×奥行25.2×高さ20cm
価格 約50,510円 約19,335円

数字で一番差が出るのは板厚の下限と使用率です。アーキュリーは0.6mmの薄板が溶接でき、10分のうち3分半まで連続で溶接できます。スティッキーは1.2mmからで、10分のうち2分で休ませる必要があり、1mm以下の薄板は穴が開きます。価格差は約3万円で、その差は「薄板」「連続」「仕上がり」の3つに払う分です。

アーキュリー80NOVAは、薄板から角パイプまでビードがつながる

1位 SUZUKID アーキュリー80NOVA SAYI-80N

SUZUKID 半自動溶接機 アーキュリー80NOVA SAYI-80N 100V専用 インバータ ノンガス

スズキッドの100V専用インバータ式ノンガス半自動溶接機で、ワイヤを自動で送るので、トーチを動かすことに集中できます。鉄は0.6〜4.0mm、ステンレスは0.8〜1.5mm、定格出力80A、使用率35%、重さ7.5kg。板厚に合わせて電流とワイヤ速度を自動で合わせるシナジー機能、ワイヤが母材にくっついたときに電流を切るアンチスティック、始まりを強くするホットスタート、アークを安定させるアークフォースが付きます。手棒の溶接もでき、その場合は60Aまで、溶接棒はφ1.4〜2.0です。価格は約50,510円です。ワイヤはφ0.6とφ0.8の0.8kg巻で、φ0.6は薄板、φ0.8は2mm以上に使います。

私はガレージで、車のマフラーの補修(1.5mm)、棚の角パイプ(2.3mm)、花壇の縁の鉄板(1.0mm)に1年使いました。買ってよかったのは、初日にダイヤルを板厚に合わせるだけでビードがつながったことと、1mmの鉄板に穴を開けずに溶接できたことです。半自動は左手で母材を押さえながら右手だけで進められるので、立ちにくい姿勢の場所でも仕上がりが乱れません。

気になった点は、ノンガスなのでスパッタとヒュームが多く、溶接後にワイヤブラシで叩き落とす手間があることと、風の強い屋外では問題ありませんが、7.5kgと本体が長いので車に積む場所を取ることです。100Vの15Aコンセントでは、最大出力で使うとブレーカーが落ちることがあるので、20Aの回路か、単独のコンセントから取ります。楽天は約48,200円、Yahoo!ショッピングは約48,180円で、Yahoo!ショッピングが一番安く買えます。

スティッキー80は、2万円以内で持ち運べる補修用のアーク

2位 SUZUKID スティッキー80 STK-80

SUZUKID アーク溶接機 スティッキー80 STK-80 100V専用 直流インバータ 3.8kg

スズキッドの100V専用直流インバータ式アーク溶接機で、溶接棒を手で送る方式です。鉄・ステンレスは1.2〜4.0mm、鋳物は2.0〜4.0mm、定格出力80A(10〜80A)、使用率20%、重さ3.8kg、幅12.1×奥行25.2×高さ20cm。溶接棒はφ1.4〜2.6で、100Vの15Aコンセントではφ1.6までが目安です。直流なのでアークが安定し、交流の古いアーク溶接機より棒がくっつきにくくなっています。価格は約19,335円です。ガスもワイヤも要らず、溶接棒は1kg 1,000円前後で、消耗品が一番安く済みます。

口コミでは、3.8kgで片手で運べて畑の柵や門扉の補修に持って行ける、交流の溶接機から替えてアークが切れなくなった、2万円以下で直流インバータは他にない、という声が中心でした。年に数回の補修をする人、屋外や風のある場所で使う人、車に積んで持ち運ぶ人に選ばれています。

気になる点は、1mm以下の薄板は穴が開くこと、使用率20%なので10分のうち2分溶接したら8分休ませること、溶接棒の送りを手で覚えるまでビードが途切れることです。初めての人は、2mm以上の鉄で練習してから薄い物に進みます。楽天は約19,800円、Yahoo!ショッピングは約19,360円で、Amazonが一番安く買えます。

使う頻度と板厚で切る。どちらが向くか

使い方 板厚 向く機種 理由
年に数回、門扉や柵、農機具の補修 2〜4mm スティッキー80 持ち運べて風に強く、2万円以内
月に数回、棚や台のDIY 1.6〜3.2mm(角パイプ、平鋼) アーキュリー80NOVA ビードが安定し、連続で溶接できる
車やバイクのマフラー、板金 0.8〜1.5mm アーキュリー80NOVA 薄板に穴を開けずに溶接できるのは半自動だけ
初めての1台で、何をするか決まっていない 未定 スティッキー80 2万円で溶接を覚え、続くなら半自動を足す

1.5mm以下の薄板を溶接するかどうかが分かれ目で、するならアーキュリー、しないならスティッキーで足ります。月に何回も使うなら使用率35%のアーキュリーが連続作業で有利で、年に数回なら20%のスティッキーで困りません。迷ったら、これから1年で溶接する物を3つ書き出し、その板厚を測ってから決めてください。

100Vで使うときの決まり。電源、保護具、換気

  • 電源:壁のコンセントから直接取り、延長コードとテーブルタップは使わない。同じ回路で他の機器を動かさない。15Aで落ちるなら20Aの回路を使う
  • 保護具:自動遮光の溶接面、革の手袋、綿の長袖。化繊の服は火花で溶けて肌に付く
  • 換気:ノンガスもアークもヒュームが出る。屋外か、窓を2か所開けた場所で。室内は換気扇の下
  • 火の対策:周りの紙・ガソリン・塗料を片付け、消火器か水を置く。溶接後30分は火花の落ちた場所を見る
  • 練習:2〜3mmの鉄の端材で、電流を変えながら10本ビードを引いてから本番に

100V溶接機で一番多い困りごとはブレーカーが落ちることで、原因のほとんどは延長コードと同じ回路の他の機器です。壁のコンセントから直接取り、その回路の他の機器を止めるだけで、2台とも定格の出力で使えます。保護具は本体と同じ日に届くように、溶接面と革手袋を一緒に注文します。

2台はこう分かれる

  • アーキュリー80NOVA:月に何回も溶接する人、1.5mm以下の薄板を扱う人、棚や台を作る人、車やバイクの補修をする人、仕上がりを取る人
  • スティッキー80:年に数回の補修が中心の人、2万円以内に収めたい人、屋外や風のある場所で使う人、車に積んで持ち運ぶ人、初めての1台
  • 両方に向かない人:5mm以上の厚物や、アルミを溶接したい人は、100Vでは足りず200Vの機種を選ぶ

アーキュリー80NOVAとスティッキー80はどっちがいいかは、月に何回も薄板を扱うならアーキュリー、年に数回の補修ならスティッキー、この分け方で決まります。3万円の価格差は、薄板、連続、仕上がりの3つに払う分で、その3つが要らないなら、スティッキーで同じ4mmまで溶接できます。まず、溶接したい物の板厚を測ってから選んでください。

この記事のアドバイザー
電山タケル
元々は充電式のポータブル電源や電動工具分野の専門アドバイザー。現在はキッチン家電や生活家電、カー用品まで幅広く担当しています。「毎日使うものほど、扱いやすさで選ぶ」が持論。
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