カホンをもっと気持ちよく鳴らしたいなら、ブラシを1本持っておくだけで演奏の表現が一気に広がります。
ナイロンかワイヤーか?カホンブラシの素材で音が変わる
カホンブラシは大きく分けて「ナイロン製」と「ワイヤー製」の2種類があります。
ナイロン製は打面を傷つけにくく、ソフトでふわっとしたサスティンが出ます。 カホンとの相性がいいので、初めてブラシを買うならナイロン製がおすすめです。

ワイヤー製はシャリシャリした金属的な音が出るので、ジャズっぽい雰囲気を出したいときに向いてます。 ただ、打面を傷つけやすいのでカホンの塗装によっては要注意です。
ルートスティック(バンドル型)という竹や木の棒を束ねたタイプもあります。 ブラシとスティックの中間みたいな音量感で、カフェライブなど音量を抑えたい場面で重宝します。

正直、ワイヤーとナイロンの音の違いは実物を触るまでよくわからなかったです。 楽器店で試奏できるなら叩き比べてみるのが一番早いかも。
カホンブラシのおすすめ人気ランキング5選
第1位:PROMARK PMNB5B Premium Nylon Brush Light

初めてナイロンブラシを手にしたとき、素手と比べてこんなに音がまろやかになるのかと驚きました。 プロマークのPMNB5Bはナイロン毛が細めで、カホンの打面をスイープするとシルクみたいに滑らかな音が出ます。
軽量で手首に負担がかかりにくいので、長時間の練習でも疲れにくいのが地味に嬉しいところ。 ただし、力強いアタック音を出したいときにはちょっと物足りなく感じるかもしれません。 柔らかい表現を重視する方に向いています。

カホン初心者が最初の1本に選ぶならこれで間違いないと思います。 コスパも良いし、とりあえず迷ったらこれ買っとけ!!って感じです!!
PROMARK PMNB5B Premium Nylon Brush Light
ナイロン製で打面にやさしい初心者向けブラシ
第2位:Pearl ワイヤーブラシ 722E 固定式

Pearlの722Eはワイヤーブラシの定番中の定番です。 カホンの打面をこするとシャーッという金属的な響きが出て、一瞬でジャズバーにいるような雰囲気になります。
固定式なのでワイヤーの広がりを調整できないのがデメリットですが、そのぶん構造がシンプルで壊れにくいです。 ライブ中に「あれ、ワイヤー広がらない!」みたいなトラブルが起きないのは安心できます。

ワイヤー製ってカホンの打面に傷がつかないか不安だったけど、力加減さえ覚えれば大丈夫でした。 ガシガシ叩くんじゃなくて「撫でる」感覚がコツです。
ジャズ系の音を出したいならまずこの1本
第3位:YAMAHA ワイヤーブラシ BR350

YAMAHAのBR350はリトラクト式(引き込み式)のワイヤーブラシで、グリップを回すとワイヤーの広がりを調節できます。 広げればソフトに、絞ればシャープにと、1本で音色の幅が変えられるのが面白いところ。
開けてすぐ試したら、ワイヤーの広がり具合で音がかなり変わるのでびっくりしました。 ただ、リトラクト機構がある分だけ第2位のPearlより若干重く感じます。 長時間叩くと手首にくるので、休憩を挟みながら使うのが無難です。
ワイヤーの広がりを調節できるリトラクト式
第4位:VIC FIRTH RUTE ドラムスティック VIC-RUTE

これはブラシではなく「ルート」と呼ばれるバンドルスティックです。 細い木の棒を束ねた構造で、スティックとブラシの中間のような音量感が得られます。
カフェや小さいライブハウスで叩いたとき、お客さんとの距離が近い場所でもうるさくならないのが良かったです。 ぶっちゃけ、見た目は竹箒みたいでちょっと地味ですが、音のニュアンスはかなり繊細で奥深いです。 アコースティック系のセッションでは頼りになる1本。

ルートは消耗品だと思ってください。 棒が折れたり減ったりするので、予備を1セット持っておくと安心です。
VIC FIRTH RUTE ドラムスティック VIC-RUTE
スティックとブラシの中間の音量感で使えるバンドル型
第5位:SCHLAGWERK カホン・ブラシ SR-BRC05

カホン専門メーカーのシュラグベルクが出しているカホン専用ブラシです。 他のブラシと違って「カホンのために設計された」という点が最大の売り。
使ってみた感想としては、打面へのフィット感が良くて、スイープしたときの音のムラが少ないです。 ただ、価格がやや高めなので、初めてブラシを触る人がいきなり買うにはハードルが高いかもしれません。 すでにブラシ演奏に慣れていて、もう一段こだわりたい人向けの1本です。

シュラグベルクのカホンを使っているなら相性はバッチリだけど、他メーカーのカホンでも問題なく使えましたよ。 ブランドを揃えなきゃいけないわけじゃないので安心してください。
カホン専門メーカーが作ったカホン専用ブラシ
カホンブラシの比較表
| 商品名 | 素材 | カホンとの相性 | スイープのしやすさ | 音量調整のしやすさ |
|---|---|---|---|---|
| PROMARK PMNB5B | ナイロン | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
| Pearl 722E | ワイヤー | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ |
| YAMAHA BR350 | ワイヤー | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
| VIC FIRTH RUTE | 木束(バンドル) | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ |
| SCHLAGWERK SR-BRC05 | ナイロン | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
買ったらまずやってみてほしいカホンブラシ奏法3つ
ブラシを手に入れたら、以下の3つの叩き方を試してみてください。
2. タップ:ブラシの先端で軽く叩く奏法。 スティックより柔らかい「パサッ」というアタック音になります。
3. スラップ+スイープ:打面の端を叩いた後そのままスイープに移行する奏法。 リズムとサスティンを同時に出せるのでカホンとの相性が抜群です。
最初はスイープだけで十分です。 円の大きさやスピードで音が変わるので、色々試しながら自分好みのポイントを見つけてみてください。

ブラシでスイープしながら左手でカホンの側面を叩くと、ドラムのハイハット+キックみたいなグルーヴが作れます。 これができると演奏のレベルが一段上がりますよ。
ブラシと一緒に揃えたいカホン周りのアイテム
ブラシを買うなら、一緒に揃えておくと便利なアイテムがあります。
カホンケース:ブラシと一緒にカホン本体も持ち運ぶなら、専用ケースがあると移動が楽になります。
シェイカー:ブラシと組み合わせると、片手シェイカー+片手ブラシでパーカッションの幅がぐっと広がります。

個人的にはシートパッドが一番買ってよかったアイテムです。 2時間の練習でお尻が痛くて集中できなくなった経験があるので、地味だけど必需品だと思ってます。
カホンブラシを長持ちさせるためのお手入れ方法
ブラシは消耗品ですが、少し気をつけるだけで寿命をかなり延ばせます。
ワイヤー製は水洗い厳禁です。 錆びの原因になるので、乾いた布で拭くだけにしておきましょう。
保管するときはブラシの毛先が曲がらないよう、スティックケースやブラシホルダーに入れておくのがベストです。

ナイロンブラシを雑にカバンに突っ込んでたら毛先が変な方向にクセついて音が変わってしまったことがあります。 あのときは本当にもったいないことをしたなと反省しました。
●横井宗孝楽器やオーディオ機器を得意とするプロライター。 今回はカホンブラシを扱う楽器店スタッフと打楽器メーカーの担当者にリサーチを行い、素材ごとの音の違いや選び方のポイントを取材しました。 筆者自身もカホンでセッションに参加した経験をもとに、読者目線でわかりやすくお届けしています。


