ライブ直前にスネアの音が狂っていて、チューニングキーがどこにもない。 あの焦りを味わってから、筆者はキーを3本持ち歩くようになりました。
チューニングキーで焦った筆者の体験談
ドラムのチューニングキーって、なくすまで存在を意識しないアイテムだと思います。 筆者は以前、リハーサルスタジオでスネアのチューニングを直そうとしたらキーがスティックケースに入っていなくて、スタッフに借りに行ったことがあります。

ドラムを購入したときに付属品として付いてくるキーをそのまま使っている人が多いと思いますが、あれって回しにくくないですか? 手が痛くなるし、ボルトが固いとナメそうになるし。
正直、チューニングキーなんてどれも同じだろうと思っていました。 でも握りやすいT字型のキーに変えてからチューニング作業がびっくりするほどスムーズになって、考えが変わりました。

私もドラム始めたてのころは付属のキーで頑張ってました。 でも、ちゃんとしたキーに変えたらヘッド交換が全然苦じゃなくなりましたよ。
ドラム用チューニングキーのおすすめ人気ランキング5選
第1位:TAMA ドラム用チューニングキー ブラック TDK10BN

TAMAのTDK10BNは定番中の定番です。 四角いソケット部分のフィット感が良くて、ボルトを回すときにナメにくい。 グリップ部分が滑りにくい素材でできていて、汗をかいたライブ後でもしっかり回せます。
使ってみて一番良かったのは、コンパクトなのにトルクがしっかりかかるところ。 スネアの裏ヘッドのボルトが固着してたときもこれで回せました。 ただ、小さいぶん紛失しやすいので、キーホルダーやカラビナに付けておくのがおすすめです。

この価格でこの品質はちょっとおかしい(褒めてます)!! ドラマーなら1本は持っておくべきです!!
TAMA ドラム用チューニングキー ブラック TDK10BN
定番のコンパクトチューニングキー
第2位:Pearl コンパクト・チューニングキー ZD-034H

Pearlのキーは独特な形状で、指でつまんで回すタイプです。 ポケットに入れても邪魔にならないサイズ感がいい。
初めて触ったときは「小さすぎて力入らないかも」と思ったんですが、意外とそんなことはなかったです。 ソケットのかみ合わせが良くて、片手でもスムーズに回せました。 ただ、ボルトが極端に固い場合はこのサイズだとちょっとキツいかもしれません。 普段使いのメンテナンスには十分です。
ポケットサイズの超コンパクトキー
第3位:EVANS ドラムキー ドリルビットタイプ DABK

これは電動ドライバーに装着して使うタイプのチューニングキーです。 ヘッド交換のときに10本以上のボルトを手で回す作業から解放されます。
初めて使ったときの感動は忘れられません。 スネアのヘッド交換が5分で終わりました。 手回しだと20分くらいかかっていたので、時間の差がすごい。 ただ、トルクの微調整は手回しのほうが繊細にできるので、最終的な音合わせは普通のキーで仕上げるのが無難です。

電動ドリルを持っていない人にとってはこれ単体では使えないので、そこは購入前に確認してくださいね。
電動ドライバーに装着して使う時短キー
第4位:CruzTOOLS GrooveTech T-Handle Drum Key

T字型のハンドルで、両手で握ってしっかりトルクをかけられるチューニングキーです。 固着したボルトを回すときに真価を発揮します。
ぶっちゃけ、見た目は工具感が強くてドラムのアクセサリーっぽくないんですが、使い勝手は全キーの中でもトップクラス。 グリップがゴム製で滑りにくく、力を入れやすいです。 サイズが大きいのでポケットに入らないのが唯一のデメリット。 スティックケースに入れて持ち運んでます。
CruzTOOLS GrooveTech T-Handle Drum Key
T字型ハンドルで固いボルトも楽に回せる
第5位:MAXTONE マグネット付き ドラム チューニングキー DK-14M

キーの底面にマグネットが付いていて、ドラムの金属パーツにくっつけておけるタイプです。 「キーどこ行った?」がなくなります。
使い心地は正直、普通のキーとあまり変わりません。 回しやすさは可もなく不可もなくという印象。 でもマグネットで定位置にくっつけておけるのが思った以上に便利で、リハ中に「ちょっとチューニング直したい」というときにすぐ手に取れます。 価格も安いので、サブキーとして持っておくのがいい使い方です。

マグネット付きは地味だけど実用性が高い。 スネアのラグにペタッとくっつけておけるから、紛失防止になりますよ。
MAXTONE マグネット付き ドラム チューニングキー DK-14M
マグネットでドラムにくっつく紛失防止キー
ドラムチューニングキーを選ぶときに見てほしい3つの違い
2. ソケットの精度:安いキーはソケットの遊びが大きくて、ボルトをナメやすいです。 メーカー品は精度が高いのでストレスが少ない。
3. 持ち運びやすさ:マグネット付き、キーホルダー穴付き、ポケットサイズなど。 紛失が不安な人はマグネット型がおすすめです。
ライブ会場やスタジオでチューニングキーを使う場面

スタジオに備え付けのドラムって、前の人がチューニングをいじったまま放置されてることが多いんですよね。 自分のキーを持っていればすぐに好みの音に直せるから、個人練の質がグッと上がります。
ライブ本番前のサウンドチェックでもチューニングキーは必須です。 移動中にヘッドの張りが変わっていることがあるので、本番直前にサッと微調整するためにポケットに忍ばせておくと安心。
スタジオのドラムでフロアタムのボルトが緩んでいてガタガタ鳴っていた経験がある人は多いと思いますが、あれもキーがあれば30秒で直ります。
チューニングキーと一緒に持っておくと便利な小物
ラグナット用のグリス:ボルトが固着するのを防ぐために、ナットに薄く塗っておくと次回のチューニングが楽になります。
チューナー(Drum Dial等):テンションを数値で均等に合わせたい人向け。 耳だけで合わせるのが不安な初心者にもおすすめです。
●横井宗孝楽器やオーディオ機器を得意とするプロライター。 今回はドラム用チューニングキーについて、楽器店の修理スタッフとドラムメーカーの担当者に取材を行い、種類ごとの使い勝手や耐久性についてリサーチしました。 筆者自身のドラム経験も踏まえて執筆しています。


