宅録の防音って、やり始めると沼にハマります。 今回は賃貸でも使える防音グッズを5つ、実際に試した感想とともに紹介します!

録音したデータを聞き返したら部屋の反響がひどくて使えなかった経験、ありませんか? 防音対策をするだけで録音のクオリティが激変しますよ
そもそも宅録の防音って何をすればいいの?
宅録の防音には大きく分けて「吸音」と「遮音」の2種類があります。 この2つは目的が全然違うので、間違えると「買ったのに意味なかった」ということになります。
宅録で最初にやるべきは「吸音」のほうです。 なぜかというと、マイクが拾う反響音を減らすだけで録音の質がかなり上がるからです。 遮音は近隣への配慮が必要な場合に追加する、という順番が効率的です。

僕は最初「防音=音を漏らさないこと」だと思って遮音シートだけ買ったんですが、録音の反響は全く変わらなくて拍子抜けしました。 吸音と遮音は別モノです
宅録防音グッズの比較表
| 商品名 | タイプ | 設置の手軽さ(5段階) | 録音クリア度への効果(5段階) | 賃貸での使いやすさ(5段階) | 片付けやすさ(5段階) |
|---|---|---|---|---|---|
| Tlingt リフレクションフィルター | 吸音 | 5 | 4 | 5 | 5 |
| YOPIN 吸音ボード | 吸音 | 3 | 4 | 3 | 2 |
| 吸音研究所 リフレクションフィルター | 吸音 | 4 | 5 | 5 | 4 |
| KXSIX リフレクションフィルター | 吸音 | 4 | 4 | 5 | 4 |
| センタビ屋 遮音シート | 遮音 | 2 | 2 | 2 | 1 |
宅録防音グッズのおすすめランキング5選
第1位:Tlingt リフレクションフィルター 三つ折り

三つ折りでコンパクトに収納できるリフレクションフィルターです。 マイクの後ろに立てるだけで、部屋の反響がスッと減ります。 開封して立てるまで30秒くらいで、準備の手間がほぼゼロなのが気に入りました。
録音を聞き比べてみると、フィルターなしだと声の周りにモワッとした空気感があったのが、フィルターありだと声だけがスパッと録れている感じです。 価格も3,000円前後と手が出しやすいです。
欠点としては、三つ折りなので吸音面積がやや狭いこと。 声量が大きい人だと、フィルターの範囲をはみ出した音が壁に反射してしまう場合があります。

コスパで選ぶならこれが一番です。 「防音対策ってどこから始めればいいか分からない」という人の最初の1個として間違いないと思います
三つ折りで収納らくらくのリフレクションフィルター
第2位:YOPIN 吸音材 高密度 吸音ボード 30cm×30cm 36枚

壁に貼るタイプの吸音ボードで、36枚入りなので結構な面積をカバーできます。 部屋全体の反響を抑えたいなら、リフレクションフィルターよりもこっちのほうが効果は大きいです。
実際に壁2面に貼ってから録音してみたら、部屋の「お風呂っぽい響き」がかなり消えました。 手を叩いても「パチン」だったのが「パッ」に変わるイメージです。
ただし、賃貸だと壁に直接貼るのはハードルが高いです。 両面テープで貼ると剥がすときに壁紙が持っていかれることがあるので、マスキングテープを下地に使うなどの工夫が必要です。 設置と撤去の手間は覚悟してください。
YOPIN 吸音材 高密度 吸音ボード 30cm×30cm 36枚
36枚入りで部屋全体の反響を抑える吸音ボード
第3位:吸音研究所 リフレクションフィルター 五つ折り

サウンドエンジニア監修という肩書きに惹かれて買いましたが、正直これは当たりでした。 五つ折りなので三つ折りタイプより吸音面積が広く、声がしっかり吸い込まれる感覚があります。
えっ、この値段でこの効果やばくない!?!! 吸音材の密度が高いのか、録音したデータを聞き返すと声の輪郭が明らかにくっきりしていて、フィルターなしのときとの差に驚きました。
デメリットは、五つ折りのぶんサイズが大きくなること。 折りたたんでも三つ折りタイプより場所を取るので、部屋が狭い人は置き場所を確保してから購入したほうがいいです。

五つ折りと三つ折りで迷ったら、予算が許すなら五つ折りがおすすめです。 吸音面積は正義です
吸音研究所 リフレクションフィルター サウンドエンジニア監修 五つ折り
エンジニア監修の五つ折り高密度フィルター
第4位:KXSIX リフレクションフィルター 5面 三脚スタンド付

三脚スタンドが付属しているので、マイクスタンドとは別に自立させられるのが便利です。 高さや角度を自由に調整できるので、座って録音するときも立って録音するときも対応できます。
5面の折りたたみでマイクを囲むように設置できるため、正面以外からの反射音もけっこう抑えてくれます。 配信中に「カタカタ」とキーボードの音が入りがちな人にも効果がありました。
ただ、三脚の安定感がやや不安で、振動が伝わりやすい床だとフィルターが微妙に揺れることがあります。 カーペットの上に置くか、滑り止めマットを敷くと安定します。

マイクスタンドに取り付けるタイプだと重さでスタンドが倒れることがあるので、自立式は安心感があります。 ぶっちゃけ、組み立ては5分かかるけど一度やれば慣れます
KXSIX リフレクションフィルター 防音シールド 5面 折りたたみ 三脚スタンド付
三脚付きで自立する5面リフレクションフィルター
第5位:センタビ屋 遮音シート TS-12 切り売り

ここまでは「吸音」系のアイテムでしたが、これは「遮音」目的のシートです。 壁や床に貼ることで、外への音漏れと外からの騒音侵入を減らせます。
正直に言うと、これ単体では録音のクリアさは変わりません。 でも、夜に歌を録音したいとか、隣の部屋に音を漏らしたくないという場合には確実に効果があります。 吸音材と組み合わせて使うのが正しい使い方です。
注意点として、遮音シートはかなり重いです。 壁に貼るには強力な接着が必要で、賃貸だと退去時に問題になる可能性があります。 使う場合はドアの隙間に挟む、窓枠に立てかけるなど、壁に直接貼らない工夫をするのがおすすめです。
切り売り対応で必要な分だけ使える遮音シート
防音グッズの効果を引き出すセッティングのコツ
防音グッズは買っただけでは効果が半分です。 置き方・貼り方で効果が全然変わります。

僕は吸音ボードを天井に貼り忘れて「なんか反響消えないな」と悩んでたことがあります。 上からの反射って意外と盲点なんですよね
お金をかけずにできる宅録防音の裏ワザ
防音グッズを全部揃えると結構な出費になります。 まずは家にあるもので対策してみて、足りない分だけ買い足すのが賢いやり方です。

クローゼット録音は見た目は恥ずかしいですが、正直専用の防音ブースに近い効果が出ることもあります。 騙されたと思って一度試してみてください
●筆者:横井宗孝音楽機材やガジェットを得意としたライター。今回は防音材メーカーの担当者と宅録ユーザー数名へのリサーチをもとに、賃貸でも実践できる防音グッズを取り上げました。読みやすさを第一に、嘘のない情報をお届けしています。


